大村支部 6月例会報告
日時:6月28日(水)18:30~21:00
会場:ホテルフラッグス諫早・Web
テーマ:県央3支部合同例会 地方で起業して全国展開を目指した10年
報告者:PINCH HITTER JAPAN(株) 代表取締役社長 吉岡 拓哉氏
出席者数:133名(大村支部36名(うちWeb1名)、諫早支部43名(うちWeb1名)、島原支部30名(うちWeb9名)、ゲスト12名、他支部10名(うちWeb1名)、事務局2名)
吉岡氏は会社を永続的に存続させたいと述べ、開業早々の資金難の経験と、多数の企業が倒産するなかで自社を存続させたいという強い意志を明かしました。
吉岡氏は、大学生時代に文化祭を改善した経験や、ハウステンボスでのイベント主催などをきっかけに起業を決意しました。彼は商品を売るためにはよいサービスが必要であるとの認識を述べ、企業理念として常識を疑う姿勢と「モッタイナイを笑顔に変える」ミッションを掲げています。また、「Speed」「Smart」「Share」を行動指針に掲げ、全国展開を図る一方でSDGs にも注力しています。
資金繰りが困難になった時の経験や、買取を始めるきっかけとなったスポーツ用品店のエピソード、アパレル業界への参入と業績向上などの詳細も語られました。その後、リーダーシップと分業制による効率化、全ての業務の数値化と評価の反映による社員のモチベーション維持、社員全員で考える「ONEDAY」コンペなど、多岐に渡る企業運営の取り組みを述べました。
また、吉岡氏は地方での人材採用について「厳しい」という考えを否定し、企業の魅力や透明性が採用率に影響を及ぼすと説明しました。具体的には、社内の雰囲気や待遇、役員の人材配置、社内SNS を用いた透明性の向上などが行われています。
最後に吉岡氏は「結局結果やけん!」と強調し、数値化、雰囲気、結果が全て重要な要素であると述べました。
(文責 野島 敏史)