五島支部 7月例会報告
日時:7月28日(金)18:30~20:45
会場:福江総合福祉保健センター・Web
テーマ:「家に帰ってこい」と言われてから事業承継を決めるまでの20年間
報告者:(有)アクティヴ 取締役 浦上 純人会員
出席者数:26名(会員11名、ゲスト4名、他支部10名(うちWeb3名)、事務局1名)
浦上さんは、帰島前ITインフラ会社に勤めていました。就職しすぐに父親から帰ってくるように催促されます。3年以上は勤めたいという考えを貫き、五島へは23歳で戻り、(有)アクティヴで父親と一緒に働きますが、叔父からの誘いで突如今度はマレーシアへと赴きます。当時お付き合いしていた彼女(現在の奥様)の話も聞かず、元気いっぱい若気の至りでの行動だったそうです。海外ではビザの失効等、なかなか経験できないことも味わってきたとのことでした。
こうして五島に再度戻っては来ましたが、突如飛び出した浦上さんはなかなか会社にすんなりと戻ることも憚れ、地元のケーブルテレビの会社や座長を務められました勝本さんと共に(同)メディアウェブでお勤めになります。勝本さんとの出会いでは経営者の苦労を間近で経験し、2人で会社を築き上げる楽しみや苦労を多く経験しておられます。
その後独立しアークデザインオフィスを立ち上げます。勝本さんの紹介ですぐに本会への入会を果たし活動を続けます。2021年に父親の癌が見つかります。この時、浦上さんは40歳、これを機に(有)アクティヴを引き継ぐ決意を固めます。幸い癌は転移、進行がありませんでしたが、意を決す大きな転機でした。
グループディスカッションでは事業承継について、その大切さ、大変さが多く意見が飛び交っておりました。同友会での学びを通じてしっかりと父親と事業承継を築いていかれると確信しております。
(文責 谷川 喜一)