北松浦支部 5月例会報告

日 時:5月20日(火)18:30~21:00

会 場:松浦シティホテル

テーマ:上善は水の如し~頼まれごとは試されごと~

報告者:桃李(株) 代表取締役 大橋 尚生会員

出席者数:会員10名

報告者は会社設立前に数社の税理士事務所で会計や税務などの業務をされていた大橋さんです。
1998年横浜国立大学を卒業後、2014年に第6子誕生を機に脱サラされました。
2015年4月に桃李(株)を設立後、「訪問介護ステーションもも」を開設し、それに関連する事業展開をされています。報告内容は、非常に濃く、素晴らしいものでした。ただ残念なのは、字数の関係上、すべてを記載できないことです。
大きな特別養護施設でも24時間体制の看護師はいないなか、桃李(株)にはいることが強みです。看護師は常勤4名(奥様も看護師)、非常勤看護師3名、常勤の准看護師2名です。介護福祉士は常勤と非常勤合わせて7名、ヘルパー、厨房ほか多数のスタッフの方に恵まれています。
この施設でのいくつもの素敵な話をされたなかで、入居者さまの「お寿司が食べたい」の声に応えて、知り合いで寿司を握るのが好きな友人に依頼し、寿司職人のような格好をしてもらい本格的な雰囲気をつくるアイデアの面白さと楽しませるエンターテイメント性、そして何よりも大切な入居者目線があることに感銘を受けました。
(座長の稲沢会員のまとめ)大橋さんの報告は、ランチェスター戦略や東洋思想に沿った経営を心がけられ、自らの経験や学んだ課程と現実の経営に携わりながら、地域の様々な要望に対して対応し、社員にも臨機応変に対応されています。また介護者にも同じように寄り添いながら、共に成長されていく、成長のストーリーの報告でした。「上善は水の如し~頼まれごとは試されごと~」のテーマは、徳のある人を目指すことで自らを誇示しなくても人々は自然と集まってくる、そのような会社を目指しており、頼まれごとは面倒なことではなく、それに対して真摯に対応することで自分の器や人間性を高める試練でありチャンスであるとの指針を理解することができました。
(文責 松永 いづみ)