島原フォーラム

日時:8月26日(火)18:00~21:00

会場:島原文化会館

出席者数:96名(会員44名、ゲスト39名、他支部11名、他県1名、事務局1名)

<島原フォーラム 第1分科会>
テーマ:"おもしろい"が経営や繋がりを無限大にする
報告者:(株)マスナガ 代表取締役 森 弘国氏(熊本同友会)

記念すべき第1回目の島原フォーラムの第1分科会では、熊本同友会より森さんに報告していただきました。「事業承継」「社風づくり」「理念の再構築」「コアコンピタンス経営」「新しい事業の領域」の5つの構成に分け、非常に有意義な時間となりました。
特に「理念の再構築」では、自社に関わる人たちが「楽しかった・面白い人生だった」と感じられる企業になるべく、自社内で理念委員会を立ち上げ、協議することで企業の使命や役割などを自社内に浸透させ、お客様の課題解決をもとに経営理念の再構築を実施されました。
「新しい事業の領域」では、事業ドメインを明確化し、市場内での自社の位置づけを改めて認識されました。ミッション・ビジョン・バリューの"おもしろい"を経営指針の基盤とすることにより、新たな仲間との出会いなど、私たちがこれから経営を続けていくうえでの数多くの学びを持ち帰ることができました。
また、「実直に学ぶ姿勢と挑戦する意欲」が同じ価値観の仲間を集め、経営理念をより強いものにした結果、お客様や仲間から必要とされる企業に発展していくのではないかと確信しています。
改めて私たちが経営の基本となる「創業の精神」に経営者自身のみならず仲間などと立ち返ると同時に、経営者自身が貪欲に学び、そして挑戦を続けることにより、新たなよい変化や道が切り開かれていくのではないかと思いました。
(文責 小林 甚成)

<島原フォーラム 第2分科会>
テーマ:挑戦するということ
報告者:長崎県中小企業家同友会 事務局長 峰 圭太氏

長崎県中小企業家同友会で、会員と共に学び、事務局の運営と会の運営に尽力いただいている事務局長 峰 圭太さんをお迎えし、「挑戦するということ」をテーマに報告していただきました。
これまでの例会や全国大会への参加、委員会活動での学びを通した視点、多くの会員企業の挑戦を目の当たりにした視点から報告していただくとともに、会員・地域と共に歩むことの大切さを実例を交えて話していただきました。
報告のなかで、中小企業は会社の規模が小さいから、社員がいないからできないのではなく、小さいからこそ、社員がいないからこそできることがある、個の力では挑むのが難しいことでも、連帯した組織の力で挑戦できることがあるという話をされました。話された「こそ」の精神で考え、行動していくことで、弱みを強みに変えていくことができます。また、地域には他にはない魅力があります。地域と共に歩む中小企業だからこそ、連帯して、島原の地域の産業・農業・観光等のつながりを最大限に活用できるのではないでしょうか。
「矜持」という思いも話されました。揺らぐことのない絶対的な自信という意味があるそうです。自らの手で変えようと立ち向かうことが必要であると話していただきました。中小企業家が地域を牽引していく覚悟が必要だと気づかせていただきました。
今回は、たくさんの会員とゲストの方に参加していただきました。同友会の理念や活動を分かりやすく話していただき、ゲストの方にも同友会の素晴らしさを伝えることができた大変よい機会でした。同友の輪が広がったことと思います。
今回は、中小企業だからこそできることを考え、共に連携できる仲間を得て、「挑戦」することの重要性を学びました。今回の学びが、皆さんの日々の実践につながり、各社のさらなる成長と継続発展に寄与することと思います。
(文責 松本 龍亮)