2025年度スローガン

「私たち中小企業家が長崎を牽引していく」
いかなる経営環境においても自社を継続発展させて行く覚悟を!

活動計画

 2024年度は原材料・資材高騰の影響により価格転嫁の適正化を余儀なくされた企業もあるなか、10月には長崎県の最低賃金が55円引き上げられ953円になるなど、中小企業の経営を圧迫する環境の変化に合わせるために私達経営者は悩み、考え、実践し自社の経営を見つめなおす1年ではなかったでしょうか。11月14日・15日の両日に長崎で開催された「人を生かす経営全国交流会」に40都道府県451名の会員が一堂に会し人間尊重の経営とは、人を生かす経営とはその学びを自社にどう生かしていくのか白熱した議論が交わされ、同じ悩みや課題を持つ仲間がいるという心強さや先輩会員からのアドバイス又は若手会員からの挑戦する逞しさを学びました。

 2024年3月12日に長崎県教育委員会と長崎県中小企業家同友会との包括連携調停式が長崎県庁に於いて行われました。

 長崎同友会では以前より大学、高校、特別支援学校との連携は盛んに行われていましたが、教育委員会と連携することで関係性がより広く、より深くなっていくことでしょう。長崎の未来を託す若者や、生きづらさを抱える若者たちと共にふるさと長崎について語り、働くことの意義や自分の未来について考える。その時に同友会の大人が寄り添っている、そんな関係が築ければと願っています。

 11月29日には第30回経営フォーラムin平戸が平戸文化センターにて開催されました。「ホップ!ステップ!ジャンプ!!

 学び・楽しみ そして輝く」をテーマに174名が集い、学び、語らい、沢山の笑顔が溢れる経営フォーラムでした。2年前には解散の危機にあった北松浦支部が一致団結し、経営フォーラムの成功のために駆け抜けた1年でした。何かを成し遂げる逞しさ、勇気や感動を皆に与えてくれたと心より感謝申し上げます。

 今年度は大村支部がその想いを受け継ぎ素晴らしい経営フォーラムをつくり上げて行くことでしょう。とても楽しみです。

今年度もこの4つを基本理念とします。

1. 事業の継続に全力を尽くそう

2. 経済・社会の変化に備えよう

3. 活動する同友会の姿を会内外に示そう

4. 一人ひとりが生き生きと輝く社会にしよう

たった4つのことですが、意味を深く考えた時に改めて身が引き締まる思いでいます。

長崎同友会の会員全員が、こういう思いで経営者として新たな年度のスタートを切ろうとしている今、代表理事として自分は何をするべきか? 何ができるのか? 会員の皆さんにどう寄り添っていけばいいのか? 一緒に学びながら、自問自答しながら一歩一歩活動を続けて行ければと考えています。このような社会情勢、経営環境だからこそ私達は共に学び、協力し、お互いを思いやり、強い覚悟と信念でよい経営者を目指していきましょう!

以上のようなことを鑑み下記の項目を重点的活動方針とします。

<企業づくり>

  • 労使見解の学びの充実、および自主・民主・連帯の精神の学びの深掘り
  • 経営指針の成文化と実践の強化・拡大
  • 企業変革支援プログラムVer.2の更なる推進
  • 人を生かす経営4委員会を中心とした経営者塾の実践

<地域づくり>

  • 行政・学校・金融機関・マスコミ・地域への情報発信と関係強化
  • 中小企業振興基本条例制定に向けた活動の強化
  • ポストコロナ社会に向けた政策提言の検討・提出
  • 児童養護施設との交流・連携

<同友会づくり>

  • 会員数800名の達成
  • 例会の充実と出席率・返信率の向上
  • 一貫性と継続性を持った県・支部委員会活動の推進
  • 女性会員比率全国1位・積極的な役員への登用

2023年度末 19位 2024年度末 26位