五島支部 5月例会報告

日時:5月30日(土)18:30~21:00

会場:福江総合福祉保健センター

テーマ:社長になるための準備

報告者:(株)セイホウ開発 課長 清川 佐太吉会員

出席者数:会員10名

 清川さんは、スポーツトレーナーを目指して専門学校へ進学後、県内企業で重機整備の仕事に従事しました。その後、お父様の病気をきっかけに五島へUターンし、家業である(株)セイホウ開発へ入社しました。
 入社当初は「会長の息子」という立場から社員との関係に悩みながらも、誰よりも現場に立ち、資格取得や経験を積み重ねることで信頼を築いてきました。また、ごみを扱う仕事は決してなくならない仕事であり、地域を支え、大げさに言えば世界を支える仕事であるという信念と誇りを持って仕事に取り組まれている姿が印象的でした。
 組織づくりにおいては、社員同士の関係性に課題を感じていたなか、奥様が社員の皆さんのためにカレーをつくり、みんなで昼食を囲む機会を設けたことで、社員同士のコミュニケーションが増え、職場の雰囲気が改善したそうです。今でもこの食事会は続いており、寒い日には豚汁、バレンタインデーには手づくりチョコを振る舞ってくれる奥様に感謝しているとのことでした。
 今後の展望として、「家族を大切にできる会社づくり」「多能工を育成するスペシャル集団づくり」「外国人や障がい者が活躍できる職場づくり」の3つを掲げ、社員とその家族を大切にする経営を目指していく決意が語られました。
 グループディスカッションでは、事業承継における苦労や、親の後を継ぐことの難しさについて多くの意見が出されました。また、「清川さんが様々な課題や苦労から逃げることなく正面から向き合っている姿勢に共感した」といった意見も多く聞かれました。事業承継の有無に関わらず、経営者としての覚悟や責任について考える機会となるグループディスカッションとなりました。
 今回の例会では、事業承継の難しさや経営者としての覚悟、社員との信頼関係つくりについて学ぶことができました。また、一人で悩みを抱え込まず家族や仲間に相談しながら課題解決に取り組むことの大切さを改めて感じる例会となりました。
(文責 森 正明)