6月 大村・諫早・島原 3支部合同例会報告
大村・諫早・島原 3支部合同例会報告
日時:6月17日(火) 午後6:30
会場:諫早観光ホテル 道具屋
テーマ:『大学との連携に何を求めるか』
~包括連携協定のもと会社が元気になるために~
報告者:佐藤 快信会員
学校法人 鎮西学院 長崎ウエスレヤン大学 学長 諫早支部
6月は大村・諫早・島原の3支部合同例会といたしまして、会員でもあり 学校法人 鎮西学院 長崎ウエスレヤン大学 学長の佐藤快信さんをお招きし「大学との連携に何を求めるか」をテーマにお話し頂きました。
冒頭、同友会に入られて経営者の大変さを感じている。そんな中でこの出会いを活かし大学として何ができるのか、ベストなのか模索している。とにかくコミットできる点、気づいていない点など提案してほしいと話されました。
学校法人の歴史と、その歴史的ミッションを話され、主にこれからのビジョンと人材育成・学生の就職に対する考え方について話されました。
大学としてのビジョン
・学生が地域の中でボランティア活動をし、社会に出て恥ずかしくないよう、大人と話す機会を増やしたい。また、そのためには教員が地域に信頼される必要がある。
・他県や海外からの旅行者を対象にインバウンド型観光・着地型観光のための提案。具体的にはターゲットを明確にした上で情報発信をすることで、エリアとマーケットの拡大の可能性ある。例えば島原地域とは九州新幹線開通により阿蘇・天草・島原の観光圏構想。
・これからは、「メイドインジャパン」ではなく、「メイドイン諫早・大村・島原」という考え方が大切(もの・サービス・ロケーション)。
・高校生・大学生・社会人・留学生+保護者のニーズを考え、いままでも、これからは更に学校法人は地域とともにあることを目指す。学内だけではなく地域全体がキャンパス。また地域の人にも気軽に大学と交流してほしい。
・地域ビジネス拠点機能、同友会との学習会開催・技術開発・起業。既に諫早支部と毎月1回産学連携委員会を開いている。
・地域包括支援福祉機能を果たすため、災害時に障害者専用のシェルターへ。
・観光まちづくりの拠点として、島原・雲仙地域にサテライトキャンパスを設置したい。
・学生が地域で一緒になってつくった作物を、学食のサラダバーで提供したり、食堂の経営、メニューの設定する「おかげ様プロジェクト」をすすめたい。
人材育成・学生の就職に対する考え方
・専門学校、職業訓練校など様々な学校と連携いく必要があると考えている。
・学生は就職活動時に知名度と安定は意識していない。
・長期期間を考えたインターンシップを企業側は考えてほしい。
・隠れたすごい技術を持った会社や元気な会社と学生が出会う機会を提供するため、産学官金の連携のもと学生が会社を取材することもしたい。
私の感想としましては、多くのアイディアを持たれており、学校法人の門をオープンに開いている印象を持ちました。今回は学校法人の方向性をお話し頂いたので、今後は同友会メンバーとコラボレーションしていろんな事業が広がっていくことが楽しみです。
(文責 島原支部 荒木 亮)