北松浦支部9月例会開催報告
北松浦支部 9月例会
2017年9月20日(水曜日)18:30~
サンパーク吉井
報告者:長崎県中小企業家同友会 経営労働委員長
チェンジコンサルティング合同会社 宇土 敏郎会員(大村支部)
報告テーマ:「経営指針成文化と実践の手引き」は、なぜ大切なのか
~同友会の経営指針は会社の基盤を強固にする~
報告内容:
経営指針は以下の4つを総称して、経営指針である。
1.経営理念
⇒企業の目的。企業の考え方を明示するもの、まとめたもの
2.10年ビジョン
⇒経営理念に向けて10年間のビジョンを掲げる。
3.経営方針
⇒10年ビジョンの実現をめざして中期(3~5年)の目標を示しそれに到達するための道筋を示したもの。
4.経営計画
⇒設定された方針に基づき、それを達成するための手段、方策、手順を具体的に策定するもの
さらに経営指針について、
① 企業が目指す理想・ありたい姿(=目標) ⇒ 経営理念
② 目標を実現するために具体的にイメージする ⇒ 10年ビジョン
③ 10年ビジョン実現に向け中期(3~5年)先の目標と道筋 ⇒ 経営方針
④ 方針実現の手段、方策、手順 ⇒ 経営計画
⑤ 経営指針の実践(現状の課題の整理:診断書) ⇒ 企業変革支援プログラム1
⑥ 経営指針の実践(実践の進捗度:処方箋) ⇒ 企業変革支援プログラム2
※企業変革支援プログラムは経営指針実践の進捗をセルフチェックできるもの。
経営指針を実践していくと、、、、
経営理念や10年ビジョンを社員と共有し、そこへ向かって共に行動することで企業変革が進み、顧客や取引先などから社会的にも評価され、経営指針で掲げた企業像に近づく成果が出ている状態となる。
感想:
自社の経営指針の必要性が学べたが、やはり自分一人で作成することは難しいと感じました。そこで、同友会でしっかり勉強しながら、また同友会の会員同士で協力しながら作成していくことが素晴らしい経営指針を作成する近道だと思いました。
作成例:日本料理こだわりについても、業種は異なりますが自分自身の会社に重ね合わせてイメージすることができ非常にわかりやすかったです。
また、経営指針について学びながら中小企業家同友会の歴史や理念も学ぶことができ非常に勉強になりました。