五島支部 12月例会報告
日時:12月18日(金)18:30~21:00
会場:福江総合福祉保健センター・Web
テーマ:経営理念について考える
報告者:チェンジコンサルティング(同)
業務執行社員 宇土 敏郎会員(大村支部)
出席者数:6名(会員4名、他支部1名(Web)、事務局1名(Web))
今回の例会は県の経営労働委員長の宇土さんによる報告でした。
コロナ禍の現状を鑑み、Webでの報告となりましたが「経営理念について考える」のテーマのもとなぜ経営理念が必要なのか、経営理念についての基本的な考え方を「経営指針成文化と実践の手引き」に沿って説明いただきました。
経営理念は究極の目的、経営者の叫びであり、社員一同共有し経営者と社員のベクトルが重なりあえば大きな成果を果たすであろうとの言葉が印象深く残っています。今回の例会は時間の都合上グループディスカッションは設けず、事前に準備いただいた経営理念検討シートに沿って3会員から経営理念の発表をいただき、宇土さんよりアドバイスをいただきました。共通していたのは社員や顧客、協力会社等への落とし込みが今一つ進んでいない状況であり、今後の課題として認識されていたように思います。
報告の後半部では経営理念を作成したその先にすべきことについてお話しいただきました。経営指針の成文化により困難な状況を打破してきた具体的な例等を聞き、その重要性を身近に感じ取れました。
また、コロナ禍において経費削減が必須の中社員の給与には一切手を付けず、経営計画、資金調達に力を注ぎ困難を乗り切る企業の例も身の引き締まる思いでした。
今後は経営指針の成文化に向けて取り組んでいくことにより、経営者として、企業としての進展が大きな可能性を秘めているのではないかと感じ取れました。
参加者が少なく寂しい例会のスタートかと感じましたが、皆が一体となり、各々発言の機会も多く与えられ、会場は別でも濃密な内容の例会になりました。
宇土さんのお話によりまた一つステップアップできた例会でした。
文責 谷川 喜一