長崎出島支部 3月例会報告
日時:3月16日(木) 18:00~20:30
テーマ:目からウロコ!現代の若者から見た私たち
~「ゲイン」から「ペイン」採用へのパラダイムシフト~
会場:サンプリエール・Web
報告者:長崎県産業労働部 若者定着課チーフキャリアコーディネーター 山口 晴信氏
出席者数:39名(会員28名(うちWeb2名)、ゲスト4名、他支部5名(うちWeb2名)、事務局2名)
今期最後の例会報告は、私たち経営者が将来の日本を担う若者を採用するうえで、どのような視点で考えていかなければならないかについてのお話でした。
私たちは、ゲイン(その会社に入る学生のメリット)、報酬や恩恵など目先の利益に目を向けがちですが、若者の抱えるペイン(就職に対する学生の不安感)、やりたいことが見つからないから就職ができない、失敗への不安など、心の内側の問題へのシフトが必要であると気づくことができました。企業側は、完成した人物を求め過ぎるのではなく、「今はそのままでいい、一緒に進んでいこう!」という気持ちで向き合うことが大切だと感じました。
“ペイン”を抱える若者の現実は、そのようにさせた私たち大人の責任でもあるという真実を受け止め、やりがいや、意味を自分で見つけ出す原動力を与えることの重要性を学びました。山口氏のお言葉にもありました「長崎を若者に優しい街にする」そのためには私たち経営者が、若者の心に寄り添い、共に育んでいく社会をつくらなければならないと思いました。
先ずは、この同友会でその一歩を踏み出して行こうというよいきっかけになった例会でした。
(文責 レイガー 裕美)