五島支部 5月例会報告
日時:5月24日(金)18:30~20:50
会場:福江総合福祉保健センター・Web
テーマ:中卒島人のド根性経営
報告者:CEG(株) 代表取締役 谷口 一則会員
出席者数:25名(会員12名、ゲスト5名、他支部7名(うちWeb6名)、事務局1名)
「通常の半分の時間しか報告をしてないからいつかせんばよね…。」「なら今年の一発目お願いします!」「よしっ、任せろ!!」と今年度の五島支部例会の初回を全力で引き受けて下さったのは、今五島支部で一番勢いのある谷口さんです。
「皆さん貧乏をしたことがありますか?」との言葉から始まった谷口さんの報告ですが、警察沙汰で高校を中退、本腰を入れ就業していた義父の会社が倒産、その後自身で会社を立ち上げるも苦難の連続といった普段の谷口さんからは想像もできない過去をお話いただきました。
ピンチはピンチ!気持ちを切り替えて前を向かなければチャンスは巡ってこない。
無計画だった自分を改め、事業計画や市場調査を行い、給排水工事・浄化槽工事を始めるも、実績のない若造に仕事が回ってくるわけもなく、必死に営業活動をされます。そんな谷口さんに手を差し伸べたのは以前からお付き合いのある工務店さんや大工さんだったそうで、改めて人と人との繋がりがいかに重要であるかを深く実感されたそうです。
そんななかお母様に病気が見つかり、お金があればもっと高度な医療を受けることができたのではないか、と大変辛い思いをされたそうです。
谷口さんは生前お母様が話されていた「人様に迷惑をかけないように好きに生きなさい」という言葉を、当時痛感していた信頼関係の大切さのことを言っていたんだなと胸に刻みます。努力を重ねた結果、次第に仕事の量も安定し不安だった雇用にも挑戦され当時苦労をさせ続けていた奥様やお子様にもようやく安定した生活をさせることができたそうです。
経営フォーラムin五島が同友会活動に力を入れるきっかけになったそうですが「学びは人を豊かにする」と、現在では1人でも他支部の例会に出席される程同友会に魅了されています。
人生は常にチャレンジ!という言葉通り、自社発展に努力を重ねる谷口さんですが、今年度は五島支部仲間づくり委員長や県の仲間づくり副委員長も就任され、支部活性化のため今後のご活躍に期待いたします。
(文責 宮田 秀樹)