北松浦支部 7月例会報告
日 時:7月23日(火)18:30~21:00
会 場:松浦シティホテル
テーマ:人を生かす経営の実践
報告者:(株)ヤマハマリン西九州 代表取締役社長 吉澤 健会員(長崎浦上支部)
出席者数:17名(会員10名、ゲスト1名、他支部6名)
吉澤さんは52歳で前職を退職され、それまで暮らしていた兵庫県西宮市から時津町へと移住、(株)ヤマハマリン西九州の代表取締役社長に就任。
当時は利益至上主義で「社長」という役割よりも「営業部長」として自分の経験をもとに厳しく部下に接し、社員の失敗を「土下座で謝れ」という昭和的なこともやっていたそうです。「そんな社長にはついていけません」と退職者もでたそうです。
このままではダメだと一念発起し自分の役割とは何かを考え、自分で探して見つけだした同友会に出会い、同友会の三つの目的「よい会社をつくろう・よい経営者になろう・よい経営環境をつくろう」を、時間をかけひとつずつ自社に落とし込み、現在も学びを深め、学んだことは即実践と自社に持ち帰っているそうです。
それまでは部門別で休みがバラバラだったのを「同じ会社」ということで統一、経営指針を社員と考え、行動理念を名刺に入れ込んでいるそうです。会社のことを社員も一緒に考えることで社員にとっても「自分の会社なんだ」と意識づけができ、「やらされる仕事」ではなく「やる仕事」の考えができるのではないかと思いました。
経営者1人では事業は成り立ちません。人本経営を地でいく吉澤さんの報告は大変ためになりよい例会となりました。
(文責 中村 寿弥)