【経営フォーラム in 大村】第1分科会 経営指針

日時:10月4日(金) 13:00〜21:00
会場:長崎インターナショナルホテル他
テーマ:中小企業の成長と発展 ウィズコロナ、アフターコロナをどう考えるか
報告者:長崎県立大学経営学部経営学科 准教授 田代 智治氏

室長 宮﨑 洋輔

本分科会では、中島 賢太氏が「経営者であり演出家」の視点から、社員が最も輝ける“場”と“タイミング”の設計を示されました。介護事業の全員表彰「サンシャインアワード」や家族招待の表彰など、給与以外の価値を可視化する取り組みが印象的で、皆さん真剣に耳を傾けていたと感じました。
私が強く受け取ったのは、役職に人を当てはめるのではなく、その人が力を発揮できる瞬間をつくるという発想です。誇りを見える形で共有することで日々の働きが意味づけられ、さらに多角化によって、「安心して働き続けられる場」を増やすことが、定着と挑戦を同時に生むと理解しました。加えて、危機の局面ほど未来像を具体的に示し、損益分岐を丁寧に見直す、その地道さが再起の原動力になると実感しました。
私は室長として進行に徹し、グループディスカッションには参加しておりませんが、ディスカッションテーマ「あなたの社員(またはお客様・仲間)は、給与や価格以外にどんな価値を見出しているか?/明日から自社に持ち帰る一手は何か?」に沿った各グループのディスカッションとグループ発表から、大きな熱量と手応えを感じました。
まずは「ありがとう」を増やす。次に、よい実践をみんなで共有する。小さな積み重ねで、人が辞めない場を育んでまいります。