【経営フォーラム in 大村】第2分科会 ESG
日時:10月4日(金) 13:00〜21:00
会場:長崎インターナショナルホテル他
テーマ:ゴミはエンターテインメント!持続可能な企業活動への挑戦
報告者:(有)菅原産業 代表取締役 菅原 則和会員(諫早支部・ダイバーシティ委員長)
室長 金原 由納

第2分科では、ESG(環境・社会・ガバナンス)への先進的な取り組みを学びました。特に印象的だったことは、「護美(=美を護る)」という独自の発想と、廃材を価値ある製品へと生まれ変わらせるアップサイクルの実践です。加えて、エコアクション21や健康経営優良法人ネクストブライト1000など6つの認証取得、サンクスコインやありがとうカードの運用を通じて、社員・地域・環境の三方よしを実現している点にも注目が集まりました。さらに、産学官民金の幅広い連携や、高校生向け企業説明会、環境啓発ワークショップなど、地域との「共育ち」を大切にする姿勢も印象的でした。
各グループ発表では、「ESGはバランスを取りながら継続していくことが重要」との意見が多く、特にガバナンス面での全体会議や360度評価の導入により、社員の意識統一と主体的な行動が促されている事例が共有されました。また「社員のアップサイクル=人財育成」も重要で、社内の変化が企業の持続性を支えるという視点も共有されました。
最後に、「護美」の概念に感銘を受けた、ESGを学び直したい、自社で実践したい、3K職場のイメージ払拭をした、といった前向きな声も多く、社員が生き生きと働ける環境こそがESGの土台であると再認識する機会となりました。


