長崎出島支部 3月例会報告
日時:3月26日(水)18:00~20:00
会場:ホテルニュータンダ
テーマ:企業における金融リテラシーとリスク管理
報告者:(株)ライフプラザパートナーズ 林田 聡会員
出席者数:22名(会員20名、ゲスト1名、事務局1名)
企業のリスクマネジメント、損害保険の役割について報告をいただきました。私も保険代理店に勤めており、生命保険や損害保険の重要性について当たり前のように話していますが、グループディスカッションでは、これまで「保険」というと、個人の生活に関わるものという印象が強かったという感想や、病気だけではなく、あらゆるリスクについて保障されるのを初めて知ったという感想もあり、まだまだこちらが思っているより浸透していないこともあるのだなと思いました。今回は企業活動において極めて重要な役割を果たしていることをあらためて実感してもらう機会になりました。
特に印象的だったのは、企業が日々直面するさまざまなリスク-自然災害、火災、情報漏洩、製品の欠陥など-に備えるため、損害保険がどのように機能しているのかという点です。たとえば、予測できない災害により事業が停止してしまった場合でも、保険によって損失を最小限に抑え、早期の再建を可能にする仕組みは、企業の「経営の安定性」を支える重要な柱であると感じました。
また、リスクの発生を防ぐだけでなく、発生した際に「どのように立て直すか」という視点を持つことが、現代の企業には求められているのだという点も心に残りました。
保険はその「立て直し」のための具体的な手段であり、経営戦略の一部として活用されているという話に、企業経営の奥深さを垣間見た思いです。
今後、経営や働くうえでも「リスクとどう向き合うか」という視点を持つことの大切さを感じさせられる報告でした。
(文責 平山 祐実)