長崎出島支部 8月例会報告

日時:8月27日(水)18:15~20:30

会場:長崎市立図書館

テーマ:できないを当たり前にしない ~家族から始まった挑戦~

報告者:(株)Harmony 代表取締役 仰木 誠弥会員

出席者数:35名(会員26名(うちWeb2名)、ゲスト6名、他支部3名)

障がいのある弟2人を持つ仰木さんは、幼少期から両親が介護と向き合う姿を身近に見て育ちました。母親が抱いていた「将来は親子で安心して暮らせるシェアハウスをつくりたい」という願いを胸に、仰木さんはは重度障がい者を対象とした訪問介護ヘルパーステーションを設立しました。26歳という若さで挑戦を始め、数々の困難を乗り越えながら歩みを進め、3年を経た現在では事業を着実に軌道に乗せ、大きな成果を収めています。
報告で特に心に残ったのは、仰木さんの「分からないことしかないから失敗して学んでいった」「スピード感は止めなかった」という言葉です。未知のことに果敢に挑み、失敗から学び続ける姿勢に大きな学びを得ました。
また、障がいがあるからと諦めがちな恋愛や一人暮らし、旅行といった「人生の夢」を実現できるよう伴走することを、利益度外視でも行うという「相手を大切にする心」が成功につながっているように感じました。
さらに「ノーマライゼーションのその先を想像し、自立と自由をサポートする」という理念に基づいた事業展開は、若さや情熱だけでなく確固たる価値観に支えられた実践であり、成功の陰には家族の支えと共に、この揺るぎない信念と行動力があることに強く感動しました。
(文責 西田 広子)