長崎浦上支部 9月例会報告
日時:9月26日(火) 18:30~20:35
会場:アストピア・Web
テーマ:ようやく見えてきた自分なりの不離一体
報告者:山下・川添総合法律事務所 弁護士 佐藤 敬弘会員(大村支部)
出席者数:40名(会員35名(うちWeb1名)、ゲスト1名、他支部3名、事務局1名)
佐藤さんは大学を卒業後、港湾課の職員として県庁に勤められました。日々の業務のなかで発生する問題解決に弁護士の影響力を目の当たりにした佐藤さんは司法の道を進むべく、西南学院大学法科大学院に入学します。そして見事司法試験に合格。裁判官判事補として大阪地方裁判所に勤務されます。そんななか、地元長崎に貢献したいという想いから、弁護士に転身して長崎に戻ってこられます。
依頼者の盾となる弁護士業は、まさにサンドバッグ状態の日々。その頃に同友会と出会い入会されました。佐藤さんにとって同友会での例会やイベント等への参加は、仕事を忘れることができる癒しの場となっていました。そんなゆっくりとした同友会人生にターニングポイントが訪れます。金井前代表理事から勧められてビジョン委員長に就任されます。ある時、役員研修会に参加、その際に理念を語ることができなかった佐藤さんは自分に足りないものに気付きます。
すぐに直近開催される経営指針策定セミナーへ参加されます。ここでは経営理念づくりに最も時間を費やされたそうです。そしてここで学んだことを成文化。同友会入会から9 年目のことでした。
業務のなかで矢面に立っている時はつらいことも多かったそうですが、理念ができてからは進むべく道ができて迷いがなくなったそうです。自社の社風は他社に真似できない、また、人のために汗をかく。これは昨年の九州・沖縄ブロック青年部合同例会の岐阜同友会 梅田会員の記念講演のなかにあった最も共感された内容でした。そしてビジョン委員会では他の委員会をサポートする活動も行います。人(依頼人)のために汗をかく弁護士業、この仕事に向き合う姿勢は同友会活動に通じていると気付き、自社の業務と同友会活動が重なりました。
不離一体のとらえ方は様々です。同友会の例会やイベント、委員会活動を通じて学んだことを今一度ふり返ってみてはいかがでしょうか。そしてそれらを実践して、自社が発展するように努めることで、自分なりの不離一体を見つけることができるのではないかと思います。
今回の佐藤さんの報告を通じて、同友会活動と企業経営は不離一体であることを再認識できました。これからも学びを実践し続け、よい会社をつくっていきたいと思います。
(文責 山﨑 晃)