島原支部 3月報告
支部名:島原支部
日時:3月14日(月) 19:00~21:00
会場:HOTELシーサイド島原
テーマ:「他社に無い個性を求めて」
~お客様に必要とされる会社を目指して~
報告者:荒木電器 荒木 亮会員
南島原市深江町で家電製品販売・工事を営んで40年、歴史ある荒木電器を親子で経営している荒木亮さん。
地域経営者の先輩に誘われて東北震災ボランティアに参加した時、そこで“生きたお金の使い方“を学び地域経営者の諸先輩と交流を通す中で、経営者たちがなぜ地域活動をするのか疑問に思い、尋ねたら「同じものを見ても感じるのはその人の感性とタイミング」また他の先輩からは「『天の蔵に貯蓄する』つもりで取り組んでいる」と言葉をもらい、経営者とはそういう事に意識を持つものだと感銘したそうです。
荒木さんのいいところはまず行動、わからないことがあると実際にそのことをされている人のところに会いに行きお聞きする、まさに行動力です。その行動力からいろいろなアイディアが浮かんでくるのではないでしょうか。街の電器屋さんにもかかわらずフォトブック作成代行やエレベーター設置、新築パックプランなど。新築パックプランとは使用頻度が高いところは電気代がかからない最新の家電を、低いところは中古品をと予算に応じるパック工事です。面白いと思います。
またその取組みの中に家電レンタル(かりんとう)があります。同友会メンバーからレンタルのヒントを得ました。人件費をかけずに売上を上げる最適な方法でした。ちょっと使ってみたいもの、1日2日だけ借りたいものなどすごく手軽に借りられるお客様目線のサービスを始めました。これも面白いと思います。
荒木電器の経営理念はお父さんの教えである “お客様と共に「ひと」と共に”です。
この言葉の意味が沢山のご縁から助けてもらった事により改めて良い言葉だと再確認する事が出来たそうです。
グループディスカッションは、「御社の広告宣伝の手法はどんな形で伝えていますか?」というテーマで行い、ホームページ・SNSなどの利用、アナログ的なチラシ配布、一番の効果は口コミ宣伝などの意見が出ました。感想としては社長の思いを受け継ぎながら時代の変化にあわせ新しいサービスを試みている姿勢はとても感心との意見が多かったです。
私はこの報告から経営者の素早い行動、判断が経営安定に繋がっていくのだと感じ、私も今以上に実践していこうと思いました。
(文責 島原支部 末永 義邦)