島原支部 9月例会報告

日時:9月17日(火)19:00~21:00

会場:西有家総合学習センターカムス

テーマ:人間尊重の経営とその取り組み

報告者:飯田青果(有) 代表取締役 飯田 弘巳会員

出席者数:39名(会員33名、ゲスト3名、他支部2名、事務局1名)

例会などで顔を合わせる時は、いつも笑顔の飯田さん。その笑顔の裏では大変な経験をなされて現在に至るということが分かり、熱意のこもった報告に例会出席者らも自然と吸い込まれていく…そのようなオーラを感じた例会でした。
なかでも、飯田さんが代表就任時に、自社の多額の負債を改めて、目の当たりにしたことなどは、私自身の経験にも重なる情景があり、一気に報告に引き込まれていきました。ただ、飯田さんの報告の内容は、私の経験よりも先を進んでいました。
それは、「ダイバーシティー経営の推進」です。身体障がい者と知的障がい者の雇用や外国人労働者雇用などがあり、採用当初には社員の反対もあったようですが、社員それぞれが有する得意個性を発見できた時には大きな喜びを感じとれたとのことでした。「この人はこの作業は苦手だが、違う作業は得意なのだな」などと考えていたら、健常者にも同じように得意不得意があり、障がい者の方に対する接し方が変わってきたそうです。
現在は北海道にも進出し、事業を拡大され「生産者と消費者の架け橋」の経営理念のもと、広域にわたって日々勤しんでおられます。私自身も更なる一歩を踏み出せるよう成長しなければならないと痛感させられた報告でした。
(文責 溝田 光洋)