島原支部 2月例会報告
日時: 2月14日(金)18:30~21:00
会場:ホテルシーサイド島原
テーマ:明日は我が身!自社が傾いたらどうする?~事業再生の現場から~
報告者:弁護士法人みらい法律事務所 パートナー弁護士 宮原 三郎会員(福岡同友会)
出席者数:59名(会員35名、ゲスト5名、他県同友会15名、他支部3名、事務局1名)
今回の島原支部2月例会では島原支部と福岡同友会中央支部が姉妹提携を結ぶこととなり、会のはじめに調印式が盛大に執り行われました。拍手が鳴り響きこれから始まる新たな絆に対する大きな期待が漂っていたように感じます。
続いて福岡同友会中央支部の支部長を務める宮原 三郎さんにご報告いただきました。
宮原さんは南島原市布津町出身のお母様をお持ちで、島原との深いつながりを大切にされていることが印象的でした。
宮原さんは弁護士として積極的に事業再生に取り組んでおられ、今回の報告では倒産の事例や事業再生に成功した事例についても具体的なケースを交えて分かりやすく説明してくださいました。また、倒産する会社の要素として営業力不足、財務状況の未把握、合理的判断の欠如、などを挙げら、特に財務状況に関しては「分からないことをそのままにしている」ことが経営悪化を招く要因となることを指摘されました。財務状況を正確に把握しないままで意思決定を行うことは会社経営において非常に危険であり専門家と連携する、分からないことは自ら勉強するなど対策を講じることの重要性を強調されました。
今回の報告を通じて、企業経営における「現状把握」と「合理的判断」の重要性を改めて認識するとともに、この学びを今後の業務や活動に活かし、日々の意思決定に役立てていきたいと思います。
(文責 中村 真幸)