vol-332
各界から長崎県同友会会員へ向けた熱きメッセージ
住民とともに
進化し続けるまち とぎつ
日頃より、地域経済の活性化や地域の発展にご尽力いただいている長崎県中小企業家同友会の皆様に心より感謝申し上げます。
近年、人手不足や原材料費の高騰、さらにはデジタル化への対応など、地域経済はさまざまな課題に直面しています。中小企業の皆様は地域経済の根幹を支える存在であり、その活力が地域全体の発展につながると信じています。
私は、2023年11月に町長に就任し、約1年が経過したところでございますが、これまでに町内11箇所で「まちづくり懇談会」を開催し、多くの町民の皆様と接し、様々なご意見をいただき、町民目線で町民の皆様に寄り添って歩んでいくことを町政の出発点ととらえ、町政の運営を進めております。
時津町では、西彼杵道路時津工区の開通により国道206号線の交通渋滞が緩和され、今後も道路改良や土地区画整理事業などの都市基盤の整備を推進し、さらなる利便性や周遊性の向上を図ります。
また、50戸連たん制度等による土地利用の規制緩和に取り組み、土地の活用を推進することにより、人口減少対策や民間資本の流入などを図り、地域経済の活性化に繋げてまいります。
一方、町内の企業等からは、人手不足の深刻さを嘆く声や、一次産業や地場産業、地元飲食店などへの誘客の課題などを耳にしております。
このような問題に対処するためには、町の魅力を発見し発信することが不可欠ですので、役場の機構改革を行い、今年4月から町のブランディングや産業及び特産品等の横断的なコーディネート、シティプロモーションを行う戦略推進課を新設し、本町の魅力を内外に発信してまいります。
具体的には、観光スポットや店舗などを掲載したデジタルウォーキングイラストマップを作成して町内の周遊性を高めたり、「ブドウ」「ミカン」などの農産物やその他の特産品等のPRを強化して、さらなるふるさと納税制度の活用推進を図り、地域資源を活用したプロモーションを実施する計画としております。
本町におきましては、住民と企業、行政が一体となって協力しあい活性化を図ることで、地域の魅力を高め、新たな雇用機会を創出することが可能となり、持続可能な未来を築くことに繋がり、“住み続けたいまち とぎつ“になっていくと考えます。
結びに、本町としましても、引き続き地域経済の振興発展に注力してまいりますので、今後ともご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、長崎県中小企業家同友会のさらなるご発展と、会員の皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

時津町長
山上 広信
生年月日:1960年11月18日
学歴:長崎県立長崎北高等学校
長崎大学水産学部卒業
主な職歴
1999年 4月 時津町議会議員初当選
2003年 4月 時津町議会議員(2期)
2007年 4月 時津町議会議員(3期)
2011年 4月 時津町議会議員(4期)
2015年 4月 時津町議会議員(5期)
2015年 5月 時津町議会16代議長
2017年 6月 長崎県町村議会議長会会長
2019年 4月 時津町議会議員(6期)
2023年 4月 時津町議会議員(7期)
2023年 5月 時津町議会18代議長
2023年 11月 時津町長就任
- カテゴリー
- 各界からの提言