島原支部 県央3支部合同例会 開催報告
日時:6月17日(水)18:00~20:20
会場:ホテルフラッグス諫早
テーマ:企業再生~美味しくないと言われていた酒造メーカーが復活するまで~
報告者:(株)杵の川 代表取締役 瀬頭 信介会員
出席者数:102名(大村支部28名、諫早支部38名、島原支部12名、ゲスト22名、他県同友会1名、他支部1名)
瀬頭氏の社長就任から企業再生に至るまでの軌跡が語られました。かつては顧客から「おいしくない」という辛辣な評価を受けるなど、業績が低迷していた時期がありました。リストラによる人手不足や工場長による中抜きなどが重なり、一時は債務超過に陥るなど、極めて深刻な経営危機に直面したといいます。この苦境から脱却する契機となったのが「インナーブランディング」でした。社内の意識改革と、内部からの価値創造に注力したことが、企業再生への確かな歩みにつながりました。
今回の例会では、ディスカッションの際に甘酒とお酒が振る舞われました。その場では、現代の経営者が直面する生々しい危機とその対応策について、以下のような意見が交わされました。最大のピンチとして挙げられたのは、メイン顧客への過度な依存、トップの突然の入院、受注単価の下落圧力を受けながらも従業員の給与引き上げを迫られる板挟み状態、深刻な人材の定着・確保難、価格転嫁の難しさなどです。これらのピンチに対しては、福利厚生の充実による労働環境の改善や、自社ブランドの価値を高めるブランディング戦略を展開することで人材を惹きつけ、未来へつなげていくべきだという方向性が示されました。
(文責 坂本 和浩)




