大村支部 県央3支部合同例会 開催報告

日時:6月17日(水)18:00~20:20

会場:ホテルフラッグス諫早

テーマ:企業再生~美味しくないと言われていた酒造メーカーが復活するまで~

報告者:(株)杵の川 代表取締役 瀬頭 信介会員

出席者数:102名(大村支部28名、諫早支部38名、島原支部12名、ゲスト22名、他県同友会1名、他支部1名)

瀬頭氏は大学卒業後、アルバイトの経験を経て、広島県の酒類総合研究所で酒造りを学び、遠縁にあたる福岡県の(株)高橋商店で酒造りの修行に励まれました。その後、修行を終えて、家業である現(株)杵の川に入社されました。
家業に入ると、早速さまざまな問題に直面しました。挨拶に向かった先で、付き合いで飲んでいる、美味しくないと言われ、実際の製造においても質の悪い米を使用していたり、香りを後で付けたりと美味しい酒造りとは程遠い状況になっていました。
会社経営も場当たり的なリストラで現場が混乱し、負債が膨らむなど困難を極めました。瀬頭さんはこの状況にあって、「美味しい酒をつくる。地域の人に愛される酒をつくる。」という強い意志をもって、修行先で知り合った杜氏さんの招聘をはじめ、改革に取り組みました。 その結果、福岡国税局酒類鑑評会で大賞・金賞を多く受賞し、また売り上げの大半を地元売り上げが占め、まさに美味しい酒、地元に愛される酒造りという思いが実を結びました。
これはよいものをつくる、地域に愛されるものをつくるという思いで、真面目にものづくりに取り組んだことが、飛躍の一歩目を踏み出せるきっかけとなったのではないかと思いました。価格競争だけではない、真摯なものづくりの大切さを改めて認識することができました。
(文責 村山 浩一郎)